経験は段取りを生み、積み重ねてアイデアを生む

2019年1月14日

かなり脱線したところから話が始まりますが、

僕は子供の頃からスイカが大好きです。

 

夏になると必ずスイカを一回は食べていました。

 

しかしスイカは1玉買うと1000円以上するので、

子供の頃は手が届きにくい高価な物でした。

 

母親がスイカ好きなので、どんなに経済的に苦しくても

1回はスイカを1玉特売の日に買ってきてくれて家族皆で食べていました。

 

風鈴・流しそうめん・納涼夏祭り・打ち上げ花火・お盆参り・ひぐらしなど、

夏は暑くても自然や催し物が風流で涼しくさせてくれるので今でも大好きです。

 

そして夕方に麦畑を散歩しているときに聞こえる

ひぐらしの鳴き声と青々しい麦の香りが

切なさをつれてくるけど、それがまた良い。

 

まあ夏の風流な話は置いといて、スイカの話に戻しましょう。

 

僕が運送会社を辞めた2008年はプーで何もしていなかったわけではありません。

スイカが好きという理由だけでスイカづくりを決心したあきもん

大好きなスイカを育ててみたいという想いが昔からあり、

会社をやめた年は時間もたくさんあったので

思い切ってスイカを作ってみることにしたのです。

 

今まで農業ましてや家庭菜園・更には野菜を育てたことなんて

小学生の頃のミニトマトくらいしか経験がなく、

スイカを作る知識などあるはずがありませんでした。

 

本当に何もわからない状態からスタートしたのです。

 

だから、作業の段取りはもちろんの事、

何を準備すれば良いかもほとんど分からない。

 

知識がなかったのです。

 

この頃は農業を馬鹿にさえしていたので

作物を育てる事自体に葛藤が生まれました。

が、スイカに対しては別物でした。

右も左も分からなければ情報集めから

じゃあまず最初は何をやったか。というと、

スイカを作るために必要な土台を探すことからはじめました。

 

スイカを作るには苗が必要ですが、その前に土が必要です。

 

そして広い土地が必要ということが地元の人の知恵を借りて分かりました。

 

広い土地は幸い祖母が遺してくれた使われていない田畑があったので、

母に相談してそこを借りることにしました。

 

畑は草が生い茂っていて管理が怠っていましたが、

父が草刈機で除草してくれ、

なんとか植えれる環境は整いました。

 

道具は大スコップと桑のみで、とりあえず

スイカ(作物)を育てるのに必要な情報を集め、

必要最低限のものを購入しました。

そして植える時期を調べました。

 

そのとき買ったのはスイカの苗とじょうろと、

苗の保温用キャップのみで、

スコップで土を掘って畝を作り、

1メートル感覚で4苗スイカを植えたのです。

 

あとは時々水やりをしたりしてスイカの成長を見守っていましたが、

他の用事で作業をおろそかにすることも時々ありました。

 

そんな中、スイカは根を張り成長してきたのでキャップを外し、

たくましく伸びてくれました。

 

伸びた範囲にわらを敷き、蔓を誘導しました。

 

当時は本当に何も分からなかったので、

できることは水やりとスイカの実の成長具合を見ることだけでした。

 

そして実が付き始めて40日後、念願の初収穫が叶ったのです。

しかし・・・

初めての挑戦に失敗はつきものである

スイカを野放しにしていたせいか、

カラスが4個のうち2個を突いて粗末に食べられていたのです。

 

何も対策をしていなかったというのもありますが、

そもそもカラスが襲ってくるなんて全然知らなかったのです。

 

それでも2個は収穫でき、家に持ち帰って切ってみたら、

赤いスイカが顔を出してくれました。

 

しかし、時期が少し過ぎていたのもあってか、

購入したスイカよりもシャリシャリ感が無く、

味も甘みがなく水っぽい。

 

出来栄えとしては点数をつけられないほど美味しいとは言えないものでした。

 

後々わかったのが、土の状態。

 

元々水田を放置していた所で育てたため土に含まれる水分量が多く、

肥やしもしていなかったため、

乾燥を好むスイカを育てるのに適した土壌ではなかったのです。

 

それに、管理を怠っていたのも原因で、

実が付き始めてから収穫までの残り2週間ほどは

何も手を付けること無く放置していたのもいけなかったのです。

だから無法地帯。カラスにやられるのもうなずけます。

失敗から得るものはとても大きいことが後々分かる

ここで下準備と手入れの重要さとスイカが好む土壌を学びました。

そして段取りの大切さも。

 

また、作物を育てる大変さというのを学び、

農業で生計を立てている人を馬鹿にすることがなくなりました。

むしろ徐々にではありますが、尊敬するまでになったのです。

 

 

それから約5年後、再びスイカづくりのチャンスが訪れます。

 

 

以前の畑は家から遠い位置にあって管理が大変だったのですが、

今度は家から徒歩1分のところにある畑をお借りできることになったのです。

 

母だけでは管理が大変ということで、

僕も敷地の半分を夏限定で使わせてもらうことにしました。

 

もちろん育てるのはスイカです。

 

また、完全無農薬栽培にも興味があったので並行して行うことにしました。

ここで「絶対美味いスイカを作ってやる」と決心しました。

一度失敗をすると同じ失敗を減らすことができる

まずは以前の失敗を良く思い出し、

上手くいくように段取りを決めることからはじめました。

 

幸い初年度は土壌が肥えていて土作りをする必要はなく、

スイカづくりに必要な準備を着々と進めていき、

苗を植える所までスムーズに進みました。

 

そして近所にお住まいの、JAに勤務していたおじさんが

度々散歩で声をかけてくれて、それがきっかけとなって

スイカづくりのアドバイスを惜しみなく教えてくださいました。

 

スイカの敷藁と、カラス対策もバッチリで、

実がある程度育つまで毎日毎日畑の管理をしました。

 

そうしてようやくスイカが実り、

毎日の管理が実を結んで、大きなスイカの収穫が達成できたのです。

 

丹精込めて作ったスイカはしっかり赤くて甘い香りが漂い、

シャリシャリとしてしっかりと甘みがあって、

お店で買うスイカに匹敵するほど美味しいものでした。

 

初年度は4苗で15個ほどのスイカを収穫し、大豊作の年となりました。

 

それから毎年、夏にはスイカづくりを継続して行っています。

市場に出回っていない品種もチャレンジするようになり、

毎年どの品種を作るか選ぶのが楽しみになっています。

経験を積み、段取りが分かるとプロセスが面白くなる

年を重ねる毎に昨年の経験が活きて、

段取りもよくわかるようになり、

合計で7回ほどスイカを作っています。

 

天候に左右されることもありますが、

なんとか毎年スイカが収穫できています。

 

このスイカづくりで学んだことは、

 

「百聞は一見にしかず。論より証拠」

 

つまり経験です。

 

最初は分からなくても行動することで何かを得ることができます。

 

たとえそれが失敗だとしても、

次失敗しないための学習となり、

それが経験値となります。

 

そしてその経験を重ねることにより、

段取りが段々と分かってくるようになるのです。

 

僕はスイカ作りを通して経験と段取りの大切さを学びました。

そして、沢山の経験により効率のいいアイデアを生み出せるようにもなったのです。

 

スイカが好きというきっかけと、

スイカを作りたいという想いが大切なことをいつしか教えてくれていました。

そしてそれがいつの間にか自分の血肉となっている。

そして、スイカを育てて収穫するまでのプロセスが楽しめるようになりました。

右も左も分からなくてもやってみることが大事

今回はスイカづくりを例えにしてみましたが、

もしあなたの好きなことや興味のあることでまだ

実行できていなく、できそうだけど迷ってる場合は、

 

「とりあえずちょっとでも良いからやってみること、始めてみること」

がとても大事です。

 

行動しないと結果を得ることはできず、

もやもやしっぱなしです。

 

やりたいことは何かを思い出して、

どうやったらそれができるのかを考え、

達成に足りないものがあれば

本を読んだり検索したりして情報を集め、

達成までの道のりを探し、行動に移せば

100%でなくとも必ず何か自分の糧になるものを得ることができます。

 

段取りは大事。でも経験はもっと大事です。

僕の場合はスイカづくりの段取りが後で分かるようになってきました。

その間、工夫もして失敗も沢山しました。

それが積み重なり、効率のいい方法を思いつくようになりました。

 

面倒くさがりだった僕ができるんですから、

あなたもその気になればきっとできるはずです。

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